食物アレルギーについて その3

離乳食を開始する時期か以前と比べると早くなった気がします。

早く食べさせたからアレルギーになる訳ではないのですが、

消化機能が未熟なお子さんに、離乳食が面倒だからと言って

段階をホップステップと飛ばして行く事もあります。

「お粥」が好きでないお子さんは、離乳期に「お粥」に触れて

ない場合多く、幼少期等にひどい腸炎などを起こした際、

食べてるものがなくて「困った」という相談はよくあります。

逆にゆっくり過ぎてしまい、成長に影響がでてしまったという

ケースもあります。

1歳前後までは、「離乳食」だけでの栄養摂取はあまり期待できません。

奥歯も生えそろっていなく、食品を口の中で「潰す」「細かくする」

といった事ができないので、飲み込んだ食べ物を「胃液」で溶かし

腸で吸収することになります。

ですから、食べたものがそのまま「便」として出てくることが

多いはずです。

便で出てしまうということは、その食品の栄養分はほとんど吸収されて

いないということになります。

お子さんの「便」の状態は健康のバロメーターですね。

消化できているのか?未消化なのか?

言葉をつかえないお子さんの健康状態を見る方法は他にはありません。

幼少期の食物アレルギーも実はこの「消化」と大きく関わっているのです。

消化がきちんとできて、身体が求めている状態で吸収されれば

身体はその食品のたんぱく質を「異物」とはみなさないのですが、

消化、すなわち「たんぱく質」のつながりを短くできないまま吸収された時に

身体が栄養素なのに「異物」と判断を誤り「攻撃」してしまうことで

「蕁麻疹」等の腫れ症状を起こしたり、いらないものを吐き出す「嘔吐」や「下痢」

の症状を起こします。

アレルギーは「タンパク質」が関与しています。

消化さえできれば、身体は余計な反応をしないですみます。

一度反応を起こしてしまうと、身体は覚えているので、

次も同様の症状が出ることが多いです。

できるだけいらない反応を起こさせない為にも

月齢の低いお子様には、消化やお子さんの成長に合った離乳食を

あげて下さいね。

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